***第468回CBI学会講演会のお知らせ***

 「オープンサイエンスが変える研究のかたち ~共創の力と課題~」

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開催趣旨
近年、科学研究のあり方は大きな変革期を迎えており、オープンサイエンスが重要な役割を担うようになっています。オープンサイエンスとは、研究データや成果をオープンに共有することで、学際的な連携を促進し、研究の効率や透明性を向上させる取り組みです。特に、技術革新のスピードが加速する中、従来の研究枠組みでは対応が難しい複雑な課題に対して、オープンサイエンスのアプローチは新たな解決策となる可能性があります。本講演会では、オープンサイエンスの基本的な理念や国内外の動向を概説するとともに、実際にオープンサイエンスを活用した具体的な事例をご紹介いただきます。また、研究コミュニティの形成や技術革新の加速など、オープンサイエンスがもたらす社会的な影響についても議論を深めていきます。参加者の皆様にオープンサイエンスの可能性を共有し、次世代の科学研究の未来像をともに考える場としたいと考えています。
日時 2025年11月28日(金)13:00-16:50
場所 オンライン配信(Zoomウェビナー使用)
世話人 高橋 一敏(味の素株式会社)、新井 浩一郎(旭化成ファーマ株式会社)、
大川 和史(塩野義製薬株式会社)、芹沢 貴之(第一三共株式会社)、
宮野 奈津美(帝人ファーマ株式会社)
連絡先: お問い合わせは、下記メールまたはTELにお願いいたします。

TEL: 03-6435-0458 (情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局)

プログラム  

  1. 13:00 - 13:05 挨拶

  2. 13:05 - 13:30
    「オープンサイエンスとは?どうして重要か?国内外の違いについて」
    芹沢 貴之 (第一三共株式会社)


  3. 13:30 - 14:10
    「FMO創薬におけるオープンサイエンス」
    福澤 薫 (大阪大学)


  4. 14:10 - 14:40
    「Machine-Learned Molecular Mechanics Force Fields Leveraging the OpenFF Ecosystem and Open Science」
    鷹羽 健一郎 (旭化成ファーマ株式会社)

  5. <14:40 - 15:00 休憩>

  6. 15:00 - 15:40
  7. 「産官学連携による疾患データベースの構築」
    北島 貴司 (小野薬品工業株式会社)

    創薬の成功確率向上のためにヒト検体を上手に活用するためには、臨床情報が付随し、品質管理された検体での情報取得が必要である。
    そこで、国内製薬企業7社と研究7機関で構成される研究事業として、「ナショナルセンター・バイオバンクネットワークを基盤とする疾患別情報統合データベースを活用した産学官連携による創薬開発研究(GAPFREE4)」が立ち上がり、ナショナルセンター・バイオバンクネットワークが有する精神・神経および免疫炎症疾患患者検体のオミクス解析を実施し、臨床情報とともにデータベースに格納してきた。
    本研究事業は2024年度末で約5年間の活動を終了し、企業ニーズを踏まえた独自の大規模データベースを計画通り構築した。今後、本成果を活用し、創薬研究が進展することを期待している。

  8. 15:40 - 16:20
    「NVIDIA BioNeMo と Tokyo-1 コンソーシアムを活用した生成AI駆動型創薬 アプローチ」
    長岡 和也 (アステラス製薬株式会社)


  9. 16:20 - 16:45
    「第一三共におけるオープンソースの活用と、オープンサイエンスへの取組み」
    国本 亮 (第一三共株式会社)

    近年、創薬研究開発において効率化が求められる中、OSS(オープンソースソフトウェア)は先進性、柔軟性、コスト削減、及び共同研究の促進など多くの利点を提供している。本発表では、第一三共におけるOSSの活用とオープンサイエンス活動について紹介する。まず、クラウド計算環境上にOSSをWebツールとして展開し、研究者が気軽に利用できるプラットフォームを構築した事例を説明する。このプラットフォームは、社内の研究活動を加速させると共に、研究者同士のコラボレーションを促進した。次に、非競争領域におけるオープンサイエンスへの参画の意義や、企業が論文を発表することによって得られる多様なメリットについて触れる。技術やデータの共有がもたらす未来の可能性についても議論したい。

  10. 16:45 - 16:50 挨拶


講演会参加費
(種別) (料金)
法人会員 無料
一般 個人会員A 無料
個人会員B ¥3,000
非会員(一般) ¥10,000
学生 学生会員 無料
非会員(学生) ¥1,000

キャンセルの場合、2025年11月21日(金)までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費のキャンセル返金はできません。
締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
ただし、支払いが完了しないと正式な参加申し込みとはならないため定員オーバーで参加できない可能性があることをご容赦願います。
参加費が無料の方も、キャンセルされる場合は、なるべく早くにご連絡ください。こちらでシステムから取り消します。
参加申込み 
9月24日(水)より受付開始いたします。

※Zoom アプリは最新にしておいてください。
※参加登録をお済ませの方には、2025年11月24日(月)までに、Zoomウェビナーへの入室情報を電子メールでお知らせします。
上記期日までに届かない場合は、下記お問い合わせ先までご連絡ください。
お問い合わせ
◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
  
   TEL:03-6435-0458