***第326回CBI学会研究講演会のお知らせ***

「創薬研究における化合物公共データベースの利用と活用」


開催趣旨:近年、NCBIの PubChemやEBIのChEMBLなど、創薬研究の観点から大変興味深い化合物公共データベースが増えてきています。これらデータベースでは、大量の化合物構造に対し、薬理活性データが上手く整理され紐づけられて格納されています。こういったデータ群は、あまたの創薬研究者たちの格闘の結果とも言え、これらを上手く解析し、解釈することができれば、創薬をより上手くより迅速に進めるための豊富な知識源とすることができるでしょう。
  化合物公共データベースは、それぞれのライセンスの範囲内で自由に使うことができることから、様々な利用者を増やしています。これまでこういったデータベースに容易にはアクセスできなかった研究者たち、例えば中小規模の製薬メーカー・創薬ベンチャー企業・創薬に関わるアカデミックの研究者たちです。利用者の増加とそれに伴う多様化は、新たな利用・活用の仕方を生んでいます。化合物データベースにとって、これまでにない新たな応用の場面が広がりつつある時代となりました。
  今回、これら充実が著しく 多様な活用の機会が広がる化合物公共データベースについて、データベースを構築していらっしゃる先生、そして創薬への利用・活用の先陣を切っていらっしゃる先生方にお集まりいただく機会を設けることとしました。参加の皆様には、最先端の応用事例に触れていただくと同時に、創薬研究を効率よく、そして確実に推進するために、これらデータベースについて、今後どのような利用法や活用が考えられるのか、一緒に考え、また議論していただければと思います。


日時 2012年5月11日(金)13:15-18:00
場所 東京大学 山上会館大会議室
東京都文京区本郷 7-3-1
世話人 小田晃司(大正製薬)、河合隆利(エーザイ)、高岡雄司(アクセルリス)

プログラム

1.13:15-14:15
「ChEMBLデータベースの概要と、医薬品候補及びターゲットの探索」
池田 和由(ChEMBL, EMBL-EBI)
発表資料

2.14:15-15:15
「ChEMBLを利用した化合物ライブラリ作成」
金井 理(株式会社ファルマデザイン)

15:15-15:30 休憩

3. 15:30-16:00
「メディシナルケミストのための統計的置換基変換支援システムの開発を目指して」
佐々木 俊太(帝人ファーマ株式会社)

4. 16:00-17:00
「医薬品DBの創薬への活用~市販医薬品の構造解析とDrug-likeness」
永田 勉(第一三共株式会社)

5.17:00-18:00
「PubChem BioAssayに収録されている薬理活性と毒性データの有用性」
小島 史照(田辺三菱製薬株式会社)


講演会参加費
(種別) (料金)
法人賛助会員 無料
一般 個人会員 無料
非会員(一般) \10,000
学生 学生会員 無料
非会員(学生) \1,000
参加申込み
【満席のため参加受付は締め切りました】
お問い合わせ
◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
  
   TEL:045-924-5654 FAX:045-924-5684