***第306回CBI学会研究講演会のお知らせ***

「e-ADMET構築に向けて2:吸収性を支配する薬物物性と腸管代謝」


開催趣旨:2005年に「e-ADMET構築に向けて1:吸収過 程に関する知見と今後」と題して開催された講演会はとても盛況で、この流れを受けて翌年には 「Integration of Chem-Bio- Pharma Informatics for Rational Drug Development and e- ADMET」と題する本学会年会の開催へと繋がった。その後、年に1度程度はこのような内容の講演会を開催する予定であったが、この度「e-ADMET構築に向けて2:吸収性を支配する薬物物性と腸管代謝」として第2回目を開催できる運びとなった。ADMEの中でも吸収過程の重要性は極めて高く、e-ADMET の構築に向けて明らかにすべき重要なプロセスの一つである。本講演会では、腸管吸収に大きな影響を与える薬物物性と腸管代謝について焦点を合わせ、「薬物物性と吸収」と「腸管代謝の種差」の2つのセッションを設けた。吸収過程の現状認識を整理するとともに、これらの知見の何がe-ADMETの構築に使えるのか、またさらにどのような情報が必要なのか、といった問題に対する答えを見出す参考になればと思う。

日時:2010年3月23日(火)13:15−17:30

場所:日本化学会 化学会館601会議室
東京都千代田区神田駿河台1-5 (JRお茶の水駅下車、徒歩 4分)

世話人:水間 俊(東京薬科大学)、粕谷 敦(第一三共)

プログラム

1.13:15-13:25
はじめに:吸収性予測における薬物物性と腸管代謝のインパクト
水間 俊(東京薬科大学)

セッション1 薬物物性と吸収
2.13:25-14:20
「難水溶性薬物の吸収性予測方法の確立とそれに基づいた製剤設計:In silicoシミュレーションによる吸収性評価」
高野隆介(中外製薬)

3.14:20-15:15
「BCS, BDDCSを活用した創薬戦略」
高木敏英(大日本住友製薬)

<15:15-15:25休憩>

セッション2 腸管代謝の種差
4.15:25-16:20
「In vitro及びin vivoにおける小腸代謝の種差 ― CYP3A及びUGTを中心に―」
小村 弘(日本たばこ産業)、岩城正宏(近畿大学薬学部)

5.16:20-17:15
「薬物の経口吸収性における種差とヒト吸収性の予測」
高橋雅行(第一三共)

6.17:15-17:30 総合討論

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講演会参加費: 
法人賛助会員: 無料 
個人会員(非営利):無料   個人会員(一般企業):\5,000 
ビジター(非営利):\1,000   ビジター(一般企業):\10,000 

出席を希望される方は事前に必ずメールにて、事務局に連絡してください。

連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
            〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
            TEL:03-5491-5423  FAX:03-5491-5462