***第294回CBI学会研究講演会のお知らせ***

「生物医学と創薬を変えるIT」


開催趣旨:Workshop形式で行われるこの会の目的は、CBI学会が基本行動目標に掲げている、「創薬研究を支援する基盤的な情報計算環境」をどう構築し、どう活用していくかを、大学、企業、とくに製薬企業とSolution提供企業、独立行政法人研究所など、それぞれの立場から具体的に考えることである。またこの会は、1月16日のWorkshop、「アカデミアにおける創薬と計算化学」の続きと位置づけている。 この会合では、さまざまな話題について、状況報告、問題提起、事例報告、計画のPRなどとして、短く(14名の発表者を予定しているため、一人の持ち時間は、10-15分程度で)発言していただき、討議し、CBI学会としての目標を明確にしていくことをめざしている。会員、非会員を問わず、このテーマに関心のある産学官の研究者、関係者の参加を期待する。

日時:2009年3月12日(木)13:15−18:00

場所:東京大学山上会館大会議室

世話人:河合隆利(エーザイ)、神沼二眞(CBI学会事務局担当理事)

プログラム

13:15-14:45
1.大学や独法研究機関における計算創薬(SBDD)環境の構築

(1) フラグメント分子軌道法プログラムABINIT-MPの創薬への応用、中野達也(国立衛研)
(2) 大学におけるCADD講習会の試みと今後への期待、日向寺(合田)祥子(東海大)
(3) 創薬インフォマティクス講座を開催している経験から、広川貴次(産総研)
(4) Protein Data Bank に蓄積された構造情報の自動分類・及び利用ツールの開発、齊藤美保子(長浜バイオ大)
(5) 異分野融合研究に向けて:クリニカルゲノムインフォマティクス人材養成とナノバイオ若手の会に取り組んだ経験から、高岡 裕(神戸大)

14:45-15:15
2.製薬企業のIT環境

(1) 探索研究における情報共有ニーズ、河合隆利(エーザイ)
(2) IT創薬を意識した研究環境、松末朋和(持田製薬)

15:15-15:45(休憩)

15:45-17:40
3.学会間の連係の可能性、共同研究環境、研究者コミュニティの形成

(1) 研究者コミュニティの形成や共同研究課題形成グループの立ち上げなどについて、船津公人(東大)
(2) バイオインフォマティクスにおける連係の可能性、有田正規(東大)
(3) GRIDを用いた生命医学知識共有の動向−知識創造の場としてのGRID − 小長谷明彦(東工大)
(4) 欧米の事例 、八尾 徹(理研)
(5) 若手Clinical Bio IT 人材育成について、田中 博(東京医科歯科大)
(6) 日韓中の計算創薬ネットワーク(AHeDD)の構築、秋山 泰(東工大)

17:40-17:50
4.まとめと提言(CBI Grand Challengeへの取り組み)

17:50-18:00
5.総会

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講演会参加費: 
法人賛助会員: 無料 
個人会員(非営利):無料   個人会員(一般企業):\5,000 
ビジター(非営利):\1,000   ビジター(一般企業):\10,000 

出席を希望される方は事前に必ずメールにて、(E-mail:seminar@cbi.or.jp事務局に連絡してください。)

連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
            〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
            TEL:03-5491-5423  FAX:03-5491-546