*** 第197回 CBI研究講演会 ***

「転写制御のメカニズム」

遺伝子発現において重要な役割を担う転写因子については、医薬品開発の立 場からも関心が高まっています。そこで今回は、転写因子と転写機能のカギを 握るDNAとの相互作用に視点をあわせた研究講演会を企画しました。最初に、 実験と理論の橋渡しをする視点から転写調節因子複合体の作用メカニズムにつ いて緒方講師にお願いします。次に皿井講師に転写因子の配列認識における構 造・機能相関について話していただきます。また6月に米国で開かれたCHIセミ ナーに参加して得た情報から、米国のベンチャー企業の動きについて高井さん が話します。最後の講師であるドイツ国立バイオテクノロジー研究所(GBF) のグループリーダーWingender博士には、転写因子のデータベース (TRANSFAC)の話をすでに1999年4月にしてもらっていますが、今回はその後 の発展について話していただきます。


日時:
2000年09月27日 (水) 13:15-17:30
場所:
日本薬学会 長井記念ホール
東京都渋谷区渋谷2丁目12番15号 TEL:03-3406-3326
世話人:
一石英一郎(京都府立医科大学)、中田琴子(国立医薬品食品衛生研究所)
演題:
1.13:15-14:15
「プロモーターDNA上での転写調節因子複合体の作用メカニズム」
講師: 緒方一博 (横浜市立大学医学部構造生物学研究室)
2.14:15-15:15
「転写因子の配列認識における構造・機能相関とゲノム解析への応用」
講師: 皿井明倫 (理化学研究所 ジーンバンク室)
15:15−15:35
休憩
3. 15:35-16:00
「ゲノム情報の医療医薬品開発への応用に関する米国のベッチャー企業の動き」
講師: 高井貴子 (東大医科研 ゲノム解析センター)
4. 16:00-17:30
「The TRANSFAC system for modeling regulatory circuits.」
講師: Dr. Edgar Wingender (Research Group Bioinformatics GBF)
講演会参加資格:
CBI学会個人会員、法人会員の方、非営利研究機関研究者の方はどなたでも参 加できますが、資料の量が多い場合は500円ないし 1000円程度の資料代を頂く場 合もありますので念のためご用意下さい。 法人会員以外の法人からの参加希望者 は一人 3000円の参加費が必要です。出席を希望される方は事前に必ず事務局に連 絡して御参加ください。
連絡先:
CBI学会事務局
〒158-0097 東京都世田谷区用賀4-3-16 イイダビル301号室
Tel:03-5491-5423
Fax:03-5491-5462
E-mail: cbistaff@cbi.or.jp